中米軍がハイチに派遣され、混乱収束に向けて行動
zerohedge.com
ハイチの高まる暴力団の脅威に対処するため、中米から約150人の軍警察官が派遣されました。この動きは、ハイチの安定と秩序を取り戻すための国際社会の取り組みの重要な一歩となっています。
ガーテマラから約75人の治安部隊が土曜日にトゥサン・ルヴェルチュール国際空港に到着し、国連支援ミッションのケニア人司令官によって歓迎されました。また、同じく約150人のエルサルバドル部隊が前日に米空軍機で到着しました。
ミッション司令官は「暴力団には2つの選択肢しかない。武器を降ろして裁きを受けるか、野外で我々と対峙するか」と述べ、ガーテマラとエルサルバドルの部隊の増派により、暴力団の居場所がなくなると警告しました。
ハイチでは大統領暗殺以降、暴力団による組織的な攻撃が増加しており、首都ポルトープランスの約85%を暴力団が支配しているといわれています。クリスマスイブには病院の再開式典会場が銃撃され、2人のジャーナリストと1人の警官が死亡するなど、暴力団の猛威が続いています。
国連支援ミッションは約400人の治安部隊で構成されていましたが、今回の増派により、ついに暴力団掃討作戦に踏み切ることができそうです。